08.31.04
「アメリカ最新AAA事情Vol.19」
村上太一
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 ハウディ・フォークス!!またまたやってきました、AAAウォッチング、楽しいねぇ。さっそく、最新のチャートを眺めつつ、今後のAAAの動向を占いと思うんだけど、まずは嬉しい嬉しい、ベテラン勢の頑張り。8/20付けのAAAチャートでなんと2位にランクされているのが、かえってきたピアノ・ジニアス、ブルース・ホーンズビー。前作はホーンズビーのクセにピアノを殆ど弾かない、掟破りのアルバムを発表して、ちょいとがっかりしていただけあって、今回の新作には大満足。それと、とかく健康面、不良中年面で話題の絶えないデヴィッド・クロスビーと、旧友グラハム・ナッシュとのデュエット・アルバムも17位上昇中と元気。こちらは国内盤も、BMGから2枚組のフル・スケールでリリース(サンクチュアリ・レコードもので)されるし、好き者にはたまらんでしょう。もう一つおまけに、最近またテレビで「雨を見たかい」のオリジナル・ヴァージョン(CCRヴァージョン)が流れていて、オヤジの郷愁を誘っているジョン・フォガティーのソロの新作も15位上昇中。このあたり、しっかりとウォッチしておきたいもの。
 今後のリリースものの中で注目はアイランド・レーベルへ移籍、結果的にユニバーサル・グループに出戻りを果たしたジョン・メレンキャンプ。どうやらソニー・レコードは居心地が悪かったらしく、ケンカ別れしたはずの古巣マーキュリーの同系列会社に戻ったのだ。で、さっそくキャリアを一段落させるためのベスト・アルバムを企画、新曲を数曲追加してのリリースとなる予定。そのうちの1曲、「WALK TALL」が早くもAAAラジオでエアプレイを集めており、出直しのスタート。これは期待できそう。
 そろそろ秋の気配ということもあって、AAAチャートの常連になっているヒット・アルバムからも続々と秋用のニュー・リーダー・トラックがカットされている。これがまた、それそれのアルバムの今後の売れ行きを左右するだけに見逃せないのだけれど、なかでも「白眉最もよし」といえるのが、G.LOVEの「WAITING」。今まではG.LOVEの持ち味を損なわず、粗削りのブルース系の楽曲で勝負、だったのが、この曲はニュー・アルバム『THE HUSTLE』の中でも1,2を争うレイドバック曲で、歌い方もジャック・ジョンソン調。すなわちブラッシュファイアー流なのだ。これがまた秋の気だるい感じにぴったり。それと、もう一つ、日本では何故か、全くリリースが無いLOS LONELY BOYSの「MORE THAN LOVE」かれはLOS LONELY BOYSにしては珍しい“ハチ・ロク”のロッカバラード。いにしえのビーチ・ボーイズがやってもおかしくない“せつな系”どれぐらいヒットするか見物。


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