09.28.04

トビー・ライトマン
リトル・シングス

ワーナー エンターテイメント ジャパン/WPCR 11903/\2,520
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 現在25歳の新進女性シンガー・ソングライター、トビー・ライトマンのデビュー作。レコード会社は彼女を“シェリル・クロウのロック・スピリットとローリン・ヒルのグルーヴを併せ持った超新星”と形容している。そう言うと、いかにも派手な印象を持たれるかもしれない。確かにフォーキーかつR&B、さらにはロック的な要素を混ぜ合わせたのが彼女のサウンドの特徴だろう。しかし、大袈裟なサウンド・プロダクションを施しているわけでもないし、斬新さもなければ、ケレンもない。今作は、ただただ、彼女の実直な歌と曲の良さで聴かせることの出来る作品だと思う。そして、シンプルな音作りが余計に彼女の歌を引き立たせている。夏の初め頃、大型輸入盤店の試聴機で今作に出合ったが、正直、第一印象はパッとしなかった。ただ、(曲によってだが)妙なザラザラ感と、力強いが反面、陰のあるヴォーカルが耳に残ったのを覚えている。日本リリースとなった今、聴くほどにこの飾り気のないアルバムが好きになっていく。知らず知らずのうちにリスナーを惹きつけてしまう不思議な力をもったアーティストである。
(増子仁)
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