08.31.04
ドゥービー・ブラザーズ
ミニット・バイ・ミニット

ワーナー エンターテイメント ジャパン/WPCR-2528/\1,785
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 71年のデビューからハード・ドライヴィンなサウンドで注目され、ヒット作を放ってきたドゥービーズは76年の『ドゥービー・ストリート』あたりからそのサウンドが大きく変化した。中心メンバーのトム・ジョンストンが健康上の問題でフルに活動できなくなり、途中加入したマイケル・マクドナルドが次第にイニシアチヴを取るようになったからだ。ソウルやR&B、ジャズのフレイヴァーを持つメロウなロック・サウンドはそれまでの男っぽいサウンドを求めるロック・ファンを戸惑わせたが、幅広いファンを獲得することに成功した。そんなドゥービー流AORの最高傑作が78年発表の本作。バンドにとっては8作目のオリジナル作品で、初めて全米チャート1位に輝く大ヒットとなった。マクドナルドとケニー・ロギンスが共作し、全米1位を記録した名曲「ホワット・ア・フール・ビリーヴス(邦題「ある愚か者の場合」)」は79年度のグラミー賞で「最優秀レコード」と「最優秀ソング」を受賞した。ゲストのクレジットに、脱退したトム・ジョンストンやリトル・フィートのビル・ペイン、ニコレット・ラーソン、ローズマリー・バトラー等の名前を見つけ、当時のアメリカン・ロック・シーンが偲ばれて懐かしく思った次第。賛否両論はあろうが、ドゥービーズの代表作を1枚あげろと言われれば、チャートとセールス的な実績も含め、本作が妥当であろう。()
(栗原賢治)
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