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もはやなんの説明もいらないだろう、ビーチ・ボーイズの頭脳、あるいはビートルズに対抗しうる唯一のアメリカン・ジニアスと謳われたブライアン・ウィルソン6年ぶりのオリジナル・アルバムだ。天才の名を欲しいままにしながら、ドラッグ禍でその才能を存分に発揮することはかなわず、還暦を迎えてようやく精力的なアーティスト活動をすることが可能になったブライアン。このところの創作意欲は大変なもののようで、このアルバムは、まさに『ペット・サウンズ』時代のみずみずしい感性が戻ったかのようだ。実弟で今は亡きカール・ウィルソンとの感動の共演プロジェクトをはじめ、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、エリック・クラプトンといった、かつてのブリティッシュの名手たちをゲストに迎え、ジャンルや時代を超越した、これぞブライアン・ミュージックというポップな世界を聴かせてくれる。メロディ、ハーモニー、リズム。まさに音楽の3原則を縦横無尽に織り込んだ芸術がそこにある。若いリスナーにこそ、聴いて欲しい“原典的なカリフォルニア・ロック”の姿がこれなのだ。。
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